青空文庫

「金の羽根」の感想

金の羽根

きんのはね

初出:1894年

書き出し

昔あるところに、月にもお日さまにも増して美しい一人娘をお持ちの王さまとお妃さまがおりました。娘はたいそうおてんばで、宮殿中の物をひっくり返しては大騒ぎをしていました。気まぐれでわがままなこの娘のことを、子供のすることだとして、両親は一つも叱りませんでした。娘が何をしでかしても、二人は笑って見ているのでした。「おやおや、何ておてんばな娘じゃ!まあまあ、何ておてんばな娘なの!」そんなある日、二人に、娘

1 / 0