青空文庫

「お百度詣」の感想

お百度詣

おひゃくどもうで

初出:「太陽」博文館、1905(明治38)年1月

書き出し

ひとあし踏みて夫思ひ、ふたあし國を思へども、三足ふたゝび夫おもふ、女心に咎ありや。朝日に匂ふ日の本の、國は世界に唯一つ。妻と呼ばれて契りてし、人も此世に唯ひとり。かくて御國と我夫といづれ重しととはれなばたゞ答へずに泣かんのみお百度まうであゝ咎ありや(明治三十八年一月「太陽」)底本:「日本現代文學全集10樋口一葉集附明治女流文學」講談社1962(昭和37)年11月19日第1刷1966(昭和41)年1

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