青空文庫

「親は眺めて考えている」の感想

親は眺めて考えている

おやはながめてかんがえている

書き出し

ペンギンの連想見はるかす積雪の原である。何か氷山の一部らしい。その広野の中を自然に細長い行列を組んでモーニング姿の者が前進して先方の低い丘陵のかなたに消えて行く、何千という数だろう。黒いモーニングはからだにぴったりあっているがズボンの方は白色だ。澄んだ音楽の行進曲に歩調が揃って行く。これはその実「ペンギン鳥の住みかを訪ねて」と題する南極での実写だ。今日南極の氷山や雪原の中に沢山の大きなペンギン鳥の

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