絞首刑
こうしゅけい
The Creative CAT約14分
書き出し
それはビルマでのこと、雨に濡れそぼった朝だった。黄色いアルミ箔のような病んだ光が、監獄の高い壁越しに斜めに射し込んでいた。私たちは死刑囚監房の外で待機していた。小動物の檻に似て、一並びの房の前には二重の格子があった。夫々の房はおよそ二間四方で、中は本当に殺風景、板ベッドと飲み水の瓶が一つあるきりだった。房のいくつかでは、内側の格子の中に褐色をした人々が音もなく座り込み、自分らの毛布を周りに巡らして…
2024/10/30
時間旅行者さんの感想
その気づきに自分も戦慄した 死刑囚も人間だ 冤罪なんて、もってのほかだ
2021/03/02
27c3ee3b35c1さんの感想
死が日常になる刑場の官吏たちにとっても、やはりそれは軽いものではないのだと思う。 それが軽いもののように振る舞うことで、バランスを保っているのかも知れないと感じた。
1 / 0