青空文庫

「涙をもつて正義をささえる」の感想

涙をもつて正義をささえる

なみだをもってせいぎをささえる

初出:「第八回検察文化の会」1956(昭和31)年

書き出し

私は検察のことは全然存じません。いろんなことを学問その他の面からやりました。然し、幸か不幸か検察に関することは何等の経験も知識もございません。それでは何のために出たかというとその理屈は別といたしまして、心の中は非常にやましいのでございます。知らずして言う、これは非常に悪いことです。私は正義をささえるには涙をもつてせよということでございますが、社会正義は冷たい考えだけで支えられるものではない。あらゆ

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