青空文庫

「影」の感想

かげ

書き出し

あつい国ぐにでは、お日さまが、やきつくように強く照りつけます。そこではたれでも、マホガニ色に、赤黒くやけます。どうして、そのなかでも、ごくあつい国では、ほんものの黒んぼ色にやけてしまうのです。ところが、こんど、寒い北の国から、ひとりの学者が、そういうあつい国へ、そんなつもりではなく出てきました。この人は国にいるじぶんの気で、こちらにきても、ついそこらをぶらつくことができるつもりでいました。でもさっ

2021/06/20

19双之川喜41さんの感想

 学者と決別して 他の人格になってしまった影が 王女と 恋におち 結婚するに至る。無残にも 学者は 死刑となる。派生してできた存在に 過ぎない 影の方が 本体を乗り越えてしまうという 暗喩にとんだ 物語である。影の存在であった時は 名声を博したけど 表に出ると 期待外れということは ないわけではないと思った。

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