青空文庫

「結婚」の感想

結婚

けっこん

初出:「朝日評論 第一巻第一号」朝日新聞社、1946(昭和21)年3月1日

勘助15

書き出し

姉の死と同時に私のところの家庭はもう久しく予期された行きづまりに到著した。残されたのは頭が悪くてもののいえない七十をこした兄と六十に手のとどく私、どうにもならない。病中は私が主婦の代役をし、お見舞にきて下さる親戚やお知合いの婦人の好意に頼って凌いできたもののそれは余儀ない窮余の窮策で、いつまでも続くものでなく、続けるべきものでもない。で、私は考えてたことを実行することにした。結婚。私は誰彼に候補者

2021/03/30

19双之川喜41さんの感想

 慶事と 弔事が 重なったので とりあえず 58歳の勘助は 兄の死を 秘して 結婚式を あげてしまうことに した。 込み入った家庭の事情 を なんとか 切り抜けたいと言う 思いもあったけど 展開は 予想外であった。 浮き立つ気持ちが 伝わってくると感じた。

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