青空文庫

「夕映えのむこうの国」の感想

夕映えのむこうの国

ゆうばえのむこうのくに

時代を超えた童話

じだいをこえたどうわ

書き出し

一昔々、一人の王女がおりました。さて、この王女は夕映えの遥か彼方の美しい国に住まい、永久の若さと尊き家名を継いでいました。とても裕福で、宮殿は隅々まで大理石やアラバスターやその他贅を凝らした造りでした。ですが、王女の何が一番素晴らしかったかというと、その妙なる美しさ——夕映えのこちら側の世界では誰も目にしたことがないような美しさでした。王女の美しさは光り輝く心の美しさにあったのです。身体は魂を覆う

1 / 0