青空文庫

「きもの」の感想

きもの

きもの

勘助3

書き出し

生垣つづきの小路が交叉してるところで私たちはばつたり出逢つた。飛田は意外な面もちをした。そしてほんの目と鼻の近処へこしてきながら知らせもしずにゐた私に尤もな苦情をいつた。私はなんとかいひ紛らしたにちがひない。「遊びにきたまいよ」飛田は口を尖らせていつた。そこで私たちは短い立ち話を切りあげて別れた。彼は役所の帰り、私は散歩か郵便を出しにゆく途中だつたらう。そんなことでもなければうち絶えたままになつた

2018/10/23

e5185a43e730さんの感想

中勘助の随筆。イケメンだったが, 義姉と美少女にしか興味がなかったため,交際している女性がおらず, 周囲人たちは気を使っていたのかも。彼のこうした傾向を知った上で読むと,理解できるような気がする。

2016/06/05

166de5f2a573さんの感想

この時代の、着物を柄で言う粋な着回しというのはとても素敵ですね。 着物でちょいと街へ、なんて時代ではなくなりましたがこの短い中に日本の原風景のようなものを感じます。 先の方の感想を受け。 人に会うのに羽織袴なので、おそらく主人公は男性じゃないでしょうか? 違いましたらすみません。

2016/06/04

芦屋のまーちゃんさんの感想

3回読み返した。「袷」が読めず辞書もひいた。 「私」は女か?最初、男だと思った。 飛田は男だろう。あわせの和服は女であろう。 「私」は女で正解でしょう? どうも日本語はHeやSheがなく、Subjectすらないsentenceもある。 誰か教えて下さい!

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