青空文庫

「瀬戸内海の浪の音」の感想

瀬戸内海の浪の音

せとないかいのなみのおと

書き出し

私は瀬戸内海に臨んだ広島市猿楽町に生れた。丁度練兵場の入口になつてゐる町なのであるが、其所は兵隊の入る小さな飲食店、酒屋、餅屋、饅頭屋、それから兵隊の帽子や軍用雑貨を売る小さな店、さういふ店の前へ以て来て、幾通りとなく靴直しの群が列んで靴直しをやつてゐるやうな所である。私の家は昔からさういつたなかにあつた。母は私の八つの時死んだ。それが長病ひをした後であつたので、家産も次第に傾いて来るといふ始末で

2025/07/11

8eb05d040692さんの感想

故郷に対する想いは人それぞれ

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