青空文庫

「伊豆伊東」の感想

伊豆伊東

いずいとう

初出:「サンデー毎日 第九年第三十五號(日本百景號)」1930(昭和5)年8月3日

書き出し

伊豆の東海岸は伊太利亜のソレントオやアマルフイイの一帯と景色が好く似てゐます。断崖の下に少しばかりの渚があり、それにさざなみが打ち寄せ打ち返すさまなどは、アトラアニなどがさうでした。そういへばソレントオは熱海、ポジタノは舞鶴、また※ズ※オの煙は大島の御神火に相応します。たゞ西洋は建物ががつしりとしてゐて、殊に伊太利亜では谷の低地よりも山頂、山腹に家を建てならべる習慣があつて、建築を入れた景観は向う

2024/04/23

19双之川喜41さんの感想

 1930年頃の 静岡の伊東は ナポリ通いの 汽船かのように 熱海行き 東京行きの 汽船が 汽笛を 鳴らして 行き交っていたという。杢太郎の表現によれば 大地に 乳房というものが あるとすれば 伊東は まさにそれという。巧みな 表現を するものと 想った。

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