青空文庫

「古池の句の弁」の感想

古池の句の弁

ふるいけのくのべん

初出:「ほとゝぎす 第二巻第一号、第二号」1898(明治31)年10月、11月

正岡子規39

書き出し

客あり。我草廬を敲きて俳諧を談ず。問ふて曰く。古池や蛙飛びこむ水の音芭蕉の一句は古今の傑作として人口に膾炙する所、馬丁走卒もなほかつこれを知る。しかもその意義を問へば一人のこれを説明する者あるなし。今これが説明を聴くを得んか。答へて曰く、古池の句の意義は一句の表面に現れたるだけの意義にして、復他に意義なる者なし。しかるに俗宗匠輩がこの句に深遠なる意義あるが如く言ひ做し、かつその深遠なる意義は到底普

2022/02/13

19双之川喜41さんの感想

 確かに 子規のいうように 蛙は 雅致あるとは言えないので 意味があるとしたら 自然の上に 活眼を開いたことに あるとは思う。 深読みは 味わいを 深めることに繋がり 浅読みは 底の浅い 無恥蒙昧を 天下に 臆面もなく さらけ出すと感じた。

2016/10/12

ayameさんの感想

批評が若干辛口気味なのかな。けれど、俳句への愛と真剣さもそこに感じられた。

2016/10/01

ジローさんの感想

文体が古いので少し読みにくいが、子規という人にも興味があったので読んでみました。俳句には興味がないが、俳句が足利時代から江戸時代までの時を経て野卑なものから自然というものを根幹にした風雅なものに変遷していった様が子規の理路整然とした文体によって分かり易く書かれている。

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