青空文庫

「島守」の感想

島守

しまもり

初出:「犬 附島守」岩波書店、1924(大正13)年5月10日

勘助49

書き出し

これは芙蓉の花の形をしてるという湖のそのひとつの花びらのなかにある住む人もない小島である。この山国の湖には夏がすぎてからはほとんど日として嵐の吹かぬことがない。そうしてすこしの遮るものもない島はそのうえに鬱蒼と生い繁った大木、それらの根に培うべく湖のなかに蟠ったこの島さえがよくも根こぎにされないと思うほど無惨に風にもまれる。ただ思うさま吹きつくした南風が北にかわる境めに崖を駈けおりて水を汲んでくる

2021/02/25

629c4e22f51cさんの感想

p40の、ぱくりは、ぽくり、では?

2019/11/04

19双之川喜41さんの感想

 「森の生活」と言う作品を 思わす。 話しと言う話しが あるわけではないけれど 詩情豊かな 描写が堪能できる。 湖のなかに浮かぶ小島での生活 という設定は あまり聞かないと感じた。

2018/08/20

e5185a43e730さんの感想

「銀の匙」で中さんの大ファンになった。「島守」では, 静粛, 研ぎ澄まされた美しさで四季の情景, 素朴な食べ物, 人恋さの唯一の救いである本陣の暖かい人柄, そして, 時折ふと妖艶な描写に魅了される。観光化されていなかった頃の野尻湖に浮かぶ琵琶島が舞台になっていると思われる。 叔母さんの記述があり, 思わず微笑んでしまった。何度でも読める愛読書となった。

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