青空文庫

「私の飼った犬」の感想

私の飼った犬

わたしのかったいぬ

斉藤弘吉20

書き出し

最初はカラフト犬私が最初に飼った犬は、カラフト犬でした。大正の終わりごろですが、その当時はほしいと思う日本犬が手にはいらなかったので、立耳巻尾で形が似ているカラフト犬を、ホロナイ河口で漁業組合長をしていた友人に頼んで送ってもらったのです。生後二カ月余、全身黒褐色で胸のところに白毛があり、ムクムクふとって、ちょうどクマの子そっくりでしたので“クマ”と名づけました。東京の気候は、カラフト犬には暖かすぎ

2021/02/03

19双之川喜41さんの感想

 作者は ハチ公を 見いだした人らしい。 筋金入りの 日本犬の愛好家で 沢山の犬を 飼育した。 犬屋から 六匹の仔犬をもつ秋田犬を 買い取り 放し飼いにしたら その親犬は 朝までに 四キロ離れた旧主の林檎園に 一匹毎に 仔犬を口に くわえて 全部の仔犬を 運びきって 親犬も共に 逃げ帰ってしまったという。 日本犬の根性たるもの 恐るべしと感じた。

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