青空文庫

「符牒の語源」の感想

符牒の語源

ふちょうのごげん

書き出し

何商売にも隠し言葉、隠語、俗に符牒というものがある。この符牒にも通り符牒と内符牒とがあって、通り符牒は同商売であればどこへ行っても通用するが、内符牒というのはその家だけの符牒だから、同商売でもほかの家の者がきいたのではわからない。すべての符牒に上品なものは少ない。われわれ咄家も昔はずいぶん符牒を使ったものだ。見習から前座になるまで、この楽屋符牒を覚えるのに苦労したものだ。またこの符牒を全部知ってい

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