青空文庫

「札幌の印象」の感想

札幌の印象

さっぽろのいんしょう

初出:「文章世界 第四巻第十六号」1909(明治42)年12月15日

書き出し

古い京都のそれよりは一層正しく、東西南北に確実な井桁(市の動脈)を打ち重ねた北海の首府——石狩原野の大開墾地に囲まれて、六万の人口を抱擁する札幌の市街——住民は凡て必らずしも活動してゐるではないが、多くは自己一代の努力に由つてその家を建てたものだ。然し渠等の目に映ずるのは、ただ焼け残つた赤煉瓦の道庁、開拓紀念に最も好箇な農科大学、いつも高い煙突の煙を以つて北地を睥睨する札幌ビール工場、製麻会社、石

2023/10/06

00813f8b221dさんの感想

明治末期の札幌市街を描いたルポ的な作品。 本文がいちいち文節で区切ってあるので、歌を歌うイメージで読むと読みやすいかもしれない。 ちなみに現在の札幌市は人口197万人を擁する大都市である。 6万の人口と記した泡鳴は今の札幌を見て何を思うだろうか。

2022/03/27

阿波のケンさんさんの感想

明治末の札幌を放浪者たる作者から見て描いたもの。

1 / 0