青空文庫

「赤膏薬」の感想

赤膏薬

あかこうやく

初出:「オール讀物」1931(昭和6)年10月号

岡本綺堂10

書き出し

今から廿二三年前に上海で出版された「騙術奇談」といふ四巻の書がある。わが読者のうちにも已に御承知の方もあらうが、古来の小説随筆類のうちから詐欺的犯罪行為に関する小話を原文のまゝに抜萃したもので、長短百種の物語を収めてある。そのうちに「銀飾肆受騙」といふ一話がある。金銀の飾物を作る店で、店さきに一つの燈火を置き、その灯の下で店の人が首飾の銀細工をしてゐると、やがてそこへ一人の男がひどく弱つたやうな風

2025/08/13

艚埜臚羇1941さんの感想

  膏薬を 眼に 貼り 付けて 金を 盗む 強盗の 話しである。似た ような 話しが 上海で 出版された 本にも 収録 されていた とある。 

2022/03/01

19双之川喜41さんの感想

 題意は 強盗の 手口を  説明したものである。 中国では  膏薬(こうやく)を 人の口に 貼り付けて強盗を 働き  日本の 江戸時代には 膏薬を 目に貼り付けて狼藉(ろうぜき)を働く。 事実そのままで  事実から は 離れていない と 注釈がつき なにやら もっと 盛り たいようではある。 著者は和洋の 典籍(てんせき)に も 造詣(ぞうけい)が深いことに感心する。

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