みいら
初出:「光と風と夢」筑摩書房、1942(昭和17)年7月15日
書き出し
大キュロスとカッサンダネとの息子、波斯王カンビュセスが埃及に侵入した時のこと、その麾下の部将にパリスカスなる者があった。父祖は、ずっと東方のバクトリヤ辺から来たものらしく、いつまでたっても都の風になじまぬすこぶる陰鬱な田舎者である。どこか夢想的な所があり、そのため、相当な位置にいたにもかかわらず、いつも人々の嘲笑を買っていた。波斯軍がアラビヤを過ぎ、いよいよ埃及の地に入った頃から、このパリスカスの…
2762415ce5eeさんの感想
はい最高