青空文庫

「妖氛録」の感想

妖氛録

ようふんろく

初出:「中島敦全集 第四巻」文治堂書店、1959(昭和34)年6月刊

中島13

書き出し

口数の寡い、極く控え目勝ちな女であった。美人には違いないが、動きの少い、木偶の様な美しさは、時に阿呆に近く見えることがある。この女は、自分故に惹起される周囲の様々な出来事に、驚きの眼を瞠っているように見えた。それらが、自分の為に惹起されたのだということに、一向気付かぬようにも思われる。気付きながら少しも気付かぬように装っているのかも知れぬ。気付いたとしても、それに誇を覚えているのか、迷惑を感じてい

2021/06/01

19双之川喜41さんの感想

 不倫は文化で 名を売った人がいたけど 直ぐに 出兵するので 不倫は戦争となる。 相関図を 書くまでもなく 桁違いの妖婦なので 笑うしかない。 絶世の美人が 白痴だったという話を 想った。

2020/07/30

のえさんの感想

夏姫は何もしていない、妖艶でこそあれ道を(ほぼ)違えもしない。何が周りの男たちを狂わしめたのか。ただ傾国だったとは言えない不思議な気持ちになった。タイトルのニュアンスはこれか。

2019/12/02

b9ef941530ccさんの感想

中島敦の妖氛録は中島敦らしいタッチの支那古代史をテーマにした小説。エッセイ。内容は短いが中島敦のリズムがある。

2016/12/06

c8ea312d131cさんの感想

終いに「ゲラゲラと笑い出して」しまうことにこの作品のおもしろさ、そして怖さがある。一言もしゃべらないヒロインに萌える話。

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