青空文庫

「影を踏まれた女」の感想

影を踏まれた女

かげをふまれたおんな

初出:「講談倶楽部」1925(大正14年)9月

岡本綺堂30

書き出し

一Y君は語る。先刻も十三夜のお話が出たが、わたしも十三夜に縁のある不思議な話を知っている。それは影を踏まれたということである。影を踏むという子供遊びは今は流行らない。今どきの子供はそんな詰まらない遊びをしないのである。月のよい夜ならばいつでも好さそうなものであるが、これは秋の夜にかぎられているようであった。秋の月があざやかに冴え渡って、地に敷く夜露が白く光っている宵々に、町の子供たちは往来に出て、

2019/09/11

19双之川喜41さんの感想

 影を踏まれると 良くない事が起きると 信じている 娘は  太陽の影 ▫月の影▫ あかりの影 を 避けるようにして 暮らしていた ところ  或る時   許嫁に 家まで 送ってもらう途中で 娘の恐れていたことは 起きてしまった。 子供たちの影踏み遊びの描写が 何とも 懐かしく思える。

2017/10/31

20876298bd49さんの感想

人間の思考は現実になるというお話でした。

2017/10/16

542eb3a55cfbさんの感想

影を踏まれることへの過度な恐怖心や、強迫観念が死への結末を呼んだのか、それとも、死への結末を予期したことによって恐怖に刈られたのか。疑を残す終わりに純文学の色を感じた。 淡々と起こった出来事が日記のように進んでいく文章構成はあまり好みではなかった。

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