でいそう
書き出し
われ、山にむかいて、目をぞあぐる。わがたすけは、いづくよりきたるならん。(讃美歌第四百七十六)腐り船鼻もちならねえ、どぶ水なんだ。屍臭を放つ腐り船が半沈みなんだ。青みどろなんかが、からみついてるんだ。舷側にたった一つ、モオゼのピストルが置いてあるんだ。しかも、太陽はきらきらしているんだ。星夜月はないけれど、星が一杯かがやいていた。気色のわるいほど、星には愛嬌があった。ぼくは、ワイシャツのはじをズボ…
c7b0657c2baaさんの感想
「泥葬」のもつきたなさとうつくしさ