青空文庫

「十二月の島だより」の感想

十二月の島だより

じゅうにがつのしまだより

芳朗1

書き出し

十二月ですねもうすっかり冬になったやうな而もまだ秋らしいやうなどちらかと言へば煮切らないお天気ですけれども矢張り島の生活はいいですよ昨日も鶯の声がピヨロピヨロやりましてねはにかみやでなきむしの僕にはぴったりふさわしい時季です机にだまりこくって「迷想」をかみしめるにとてもいい時です今日は小雨が哀しく飛んでゐますかぼちゃ畑が黄色にうるんですみっこのやぶかげからは何やら小鳥のおしゃべりが聞えますこんな日

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