青空文庫

「みんな悲しげにそう思う」の感想

みんな悲しげにそう思う

みんなかなしげにそうおもう

初出:「車輪」1936(昭和11)年9月号

書き出し

胡瓜つくってもいいトマトつくってもいい南瓜も西瓜も茄子も高い肥料代や小作米にくわれる二番稲をつくるより野菜をつくって市へだすのがなんぼいいかも知れない山の向うの村からはこんで来るリヤカーの群をみるとみんな悲しげにそう思う今朝もおっかあ達はここ町の入口でがやがやとかけひきに余念がない家の側を流れる溝で夜になって月にぬれて野菜や果物を洗ってみたい自分で手入れて自分でみがいて売りにいってみたいみんなそう

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