おふくろへ
初出:「プロレタリア詩」1931(昭和6)年1月号
書き出し
おふくろよおれはおまえまでそうかわっていようとはおもわなかったまえばが一ぽんしかのこっていなかったというのではないあたまがまっしろになっていたからというのでもないまたこしがひんまがっていたからというのでもむろんないおふくろよおれはあのばんおまえがもりあげてだしてくれるむぎめしのしみてざくろのみのようにポツポツするやつをやぶれしょうじのなかにはったねまきのまえでかきこみながらおまえからきいたあのいえ…