やまのえき
書き出し
山の驛櫻間中庸汽車がきてます山の驛驛長さんと機關手とお話してます立つたまゝ生れたお國のことなどを馬もきてます馬車の馬プラツトホームは山つづき月見草など咲いてゐて虫がこもつて鳴いてますまもなく出るでせうあの汽車は時計をみてます驛長さん空をみながら機關手は機關車の方へ歩きます雲が近くてこの驛は汽笛の音がふくれますトンネルからきたあの汽車はまたトンネルに入るでせう底本:「日光浴室櫻間中庸遺稿集」ボン書店…