青空文庫

「狂女の告白」の感想

狂女の告白

きょうじょのこくはく

初出:「朝鮮と建築 第十集第八号」朝鮮建築会、1931(昭和6)年8月

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書き出し

ヲンナでああるS子様には本当に気の毒です。そしてB君君に感謝しなければならないだらう。われわれはS子様の前途に再びと光明のあらんことを祈らう。蒼白いヲンナ顔はヲンナ履歴書である。ヲンナの口は小さいからヲンナは溺死しなければならぬがヲンナは水の様に時々荒れ狂ふことがある。あらゆる明るさの太陽等の下にヲンナはげにも澄んだ水の様に流れを漂はせていたがげにも静かであり滑らかな表面は礫を食べたか食べなかつた

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