青空文庫

「忙ノ説」の感想

忙ノ説

ぼうノせつ

初出:「朝野新聞」朝野新聞社、1879(明治12)年1月12日

書き出し

※上子性甚ダ閑ヲ好ム。而シテ一歳ノ中閑ヲ得ルノ日ハ稀ニシテ毎ニ忙ニ苦シム。窃カニ謂フ新年ハ少シク閑ヲ貪リ以テ自カラ慰セント。然ルニ一日ヨリ今日ニ至ル迄一日ノ閑無ク一刻ノ閑無ク困却極レリ。家ニ在レバ故交新知来タリテ応接暇無ク、社ニ出レバ論士説客来タリテ送迎ニ労ス。之ヲ謝セントスレバ無礼不敬ヲ以テ譴責サレンヲ恐ル。之ヲ謝セザレバ新聞ノ手伝ヲ為シ火之元ヲ見廻ハル能ハズ。朝ヨリ暮ニ至ル迄息ヲ休ムル間無シ。

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