青空文庫

「随筆 藪柑子」の感想

随筆 藪柑子

ずいひつ やぶこうじ

03 跋

03 ばつ

書き出し

土井晩翠先生夫人に、初めてお目に懸つたのは、夫人が長島に御出でになられた昭和十年の秋であつたが、其の頃は私はまだ御目見得以下であつたので、直接に御話を伺つたり御接待に出たりしたのではなかつた。只禮拜堂で患者さん達と一緒に夫人のゆつたりとしたお話ぶりを伺つて居たのであつた。然し晩翠先生の御詩は親しいものであり、御子息英一樣の救癩愛國切手の御計畫に就いても、前々から伺つて居た事であり、夫人の最初の御來

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