青空文庫

「古事記」の感想

古事記

こじき

02 校註 古事記

02 こうちゅう こじき

武田祐吉353

書き出し

古事記上つ卷序并はせたり〔序文〕〔過去の時代一〕臣安萬侶二言さく、それ混元既に凝りしかども、氣象いまだ敦からざりしとき、名も無く爲も無く、誰かその形を知らむ三。然ありて乾と坤と初めて分れて、參神造化の首と作り四、陰と陽とここに開けて、二靈群品の祖となりたまひき五。所以に幽と顯と六に出で入りて、日と月と目を洗ふに彰れたまひ、海水に浮き沈みて、神と祇と身を滌ぐに呈れたまひき。故、太素は杳冥たれども、本

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