青空文庫

「手紙」の感想

手紙

てがみ

018 慶応元年九月九日 池内蔵太家族あて

018 けいおうがんねんくがつここのか いけくらたかぞくあて

書き出し

時々の事ハ外よりも御聞被遊候べし。然ニ先月初五月ナリシ長国下の関と申所ニ参り滞留致し候節、蔵に久しくあハぬ故たずね候所、夫ハ三日路も外遠き所に居候より其まゝニおき候所、ふと蔵ハ外の用事ニて私しのやどへまいり、たがいに手おうち候て、天なる哉/\、きみよふ/\と笑申候。このごろハ蔵一向病きもなく、はなはだたしやなる事なり。中ニもかんしんなる事ハ、いつかふうちのことをたずねず、修日だんじ候所ハ、唯天下国

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