青空文庫

「手紙」の感想

手紙

てがみ

013 文久三年八月十九日 川原塚茂太郎あて

013 ぶんきゅうさんねんはちがつじゅうくにち かわらづかしげたろうあて

書き出し

家兄より(京)より大坂までおこし候文ニ付て、さし出申候存意、○彼養子のつがふハ積年の志願ニて、先年も度々申出候得(共兎角)兄が(心)配ニ相掛候事なれば終に立服致候ほどの事にて候ハ、雅兄ニもよく御存の所ニて候。又兼而雅兄が御論ニも土佐一国にて学問致し候得バ、一国だけの論(に)いで(世界を)横行すれバ、又夫だけの目を開き、自ら天よりうけ得たる知を開かずバならぬとハ、今に耳ニ残居申候。一昨年頃に(も今年

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