青空文庫

「怪物と飯を食ふ話」の感想

怪物と飯を食ふ話

かいぶつとめしをくうはなし

書き出し

上死んだ小説家の獨歩は天地に驚き度いと申しました。わたくしのは少し違ひます。時々呆れるやうなものに打つからぬと生命が居眠りをして仕舞ふのです。ふと相撲場へ行きました。出羽嶽といふ力士の馬鹿々々しい大きさに少し呆れる事が出来ました。広い世界に同じ心持ちの人があるかも知れぬ。呆れをお福分けする積りで五六日土俵上の怪物の動静を絵でお知らせしました。ところがこゝに怪物に紹介合せようといふ人が出ました。訊す

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