きょうもんろんぎもん
初出:第一「明六雜誌 第二十九號」明六社、1875(明治8)年2月26日
書き出し
○教門論疑問第一余このごろ西先生の教門論を読に、その文真切、その義奥妙、反復数回発明するところ少々ならず。しかして窃おもう、その立論の旨おおいに古説と同じからざるあるをもって、看者胸中の先入を一洗するにあらずんば、おそらくはその真意の向うところを認めざらんことを。よりて、余いま固陋を省ず、その了解し難きゆえんの意を摂録し、あえて先生に質す。もし先生の垂教を忝せば、あにただ不佞の幸のみならんや。およ…