青空文庫

「合本三太郎の日記 序」の感想

合本三太郎の日記 序

がっぽんさんたろうのにっき じょ

初出:「合本三太郎の日記」岩波書店、1918(大正7)年6月

書き出し

三太郎の日記を永久に打切りにするために、從來公にした第一と第二との本文に、その後のものを集めた第三を加へて、此處に此の書を出版する。三太郎の日記は三十代に於ける自分の前半期の伴侶として、色々の意味に於いて思ひ出の多いものである。併しこの書を通讀する人が行間に於いて看取するを得べきが如く、自分は次第に此の類の告白、若しくは告白めきたる空想及び思索をしてゐるに堪へなくなつて來た。自分は最早永久にこの類

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