青空文庫

「源氏物語」の感想

源氏物語

げんじものがたり

17 絵合

17 えあわせ

紫式部27

書き出し

あひがたきいつきのみことおもひてきさらに遥かになりゆくものを(晶子)前斎宮の入内を女院は熱心に促しておいでになった。こまごまとした入用の品々もあろうがすべてを引き受けてする人物がついていないことは気の毒であると、源氏は思いながらも院への御遠慮があって、今度は二条の院へお移しすることも中止して、傍観者らしく見せてはいたが、大体のことは皆源氏が親らしくしてする指図で運んでいった。院は残念がっておいでに

1 / 0