青空文庫

「美しいだけでは間にあはない」の感想

美しいだけでは間にあはない

うつくしいだけではまにあわない

初出:「俳優座六月公演パンフレット」1952(昭和27)年

書き出し

詩と劇とは元來、本質的に切り離せぬ關係にあるが、「思想」が劇に不可缺のものであるとは特に言ひきれない。我々は「思想」のない劇には飽きる程觸れて來たし、美しいとか面白いとか云ふ點で稱讃もして來た。思想劇と云ふ名稱は或る時期には「退屈」の代名詞の樣にさへ使はれてゐた。美しいのはいい。面白いのはいい。だが、美しいだけでは、面白いだけでは間に合はぬ時代になつてしまつたやうである。劇の思想性が反省されねばな

2019/10/20

千の田の遊ぶ人さんの感想

思想が貫かれた劇というものを、私も作ってみたい。

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