青空文庫

「北京「可園」のスケッチ」の感想

北京「可園」のスケッチ

ぺきん「かえん」のスケッチ

初出:「座右寶 第十六・十七合併號」座右寶刊行會、1948(昭和23)年3月1日

書き出し

このスケッチは元華北交通會社にゐられた加藤新吉さんの北京のお宅で描いたもので……加藤さんの隨筆「可園雜記」の口繪とかにするために描いたものです。何んでも相當な大官の建てたものらしく古い宏壯な邸宅で庭園もさびれてはゐるが廣く、大きな樹木が繁り岩石が澤山入れてあり、築山の墜道をぬけて登ると七角型の亭があり長い※廊が※ぐらされてゐる。水はかれてゐたが底が石敷きの深い池があり其處に針鼠が棲息し家には危險な

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