青空文庫

「米国の松王劇」の感想

米国の松王劇

べいこくのまつおうげき

書き出し

白人劇の忠臣蔵や菅原はかねて噂には聞いていましたが、今度米国へ渡って来て、あたかもそれを見物する機会を得ました。わたしがサンフランシスコを夜汽車で出発して、ロスアンゼルスの町に着いたのは三月の十九日で、ホテルに入って新聞を見ると、ハリーウードのコンムニチー・シェーターで松王劇を演じているが、それが非常の好評で一週間の日のべをされるという記事が眼に注きました。あたかもたずねて来てくれたホーム貯蓄銀行

2023/11/26

鍋焼きうどんさんの感想

岡本綺堂が紐育に行って、生のヘンリー・B・ウォルソールを見ていたことを知ったことだけで十分価値がある随筆だ。また、ヘンリー・B・ウォルソールが日本の芝居を舞台で演じていたということを知ってびっくりした。

2021/03/14

19双之川喜41さんの感想

 綺堂は語学が堪能なので ハリウッドで行われた 歌舞伎の白人劇の批評の適任者といえる。 早川雪洲の名をだして 小屋に潜り込み 首切りの場面では おもわず 目を伏せた観衆を目の当たりにする。 大正時代の貴重な資料と言えよう。

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