青空文庫

「二階から」の感想

二階から

にかいから

初出:「木太刀」1915(大正4)年3、7、8、9月、1916(大正5)年1、4月号

岡本綺堂43

書き出し

二階からといって、眼薬をさす訳でもない。私が現在閉籠っているのは、二階の八畳と四畳の二間で、飯でも食う時のほかは滅多に下座敷などへ降りたことはない。わが家ながらあたかも間借りをしているような有様で、私の生活は殆どこの二間に限られている。で、世間を観るのでも、月を観るのでも、雪を観るのでも、花を観るのでも、すべてこの二階から観る。随って眼界は狭い。その狭い中から見出したことの二つ三つをここに書く。一

2024/10/05

8eb05d040692さんの感想

作者の日々のあれこれ。

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