「こくしかんさつじんじけん」ちょしゃのじょ
初出:「黒死館殺人事件」新潮社、1935(昭和10)年5月
書き出し
「黒死館殺人事件」の完成によって、それまで発表した幾つかの短篇は、いずれも、路傍の雑草のごとく、哀われ果敢ないものになってしまった。のみならず、本篇が「新青年」に連載中は、褒められるにも、誹られるにも、悉く最大級の用語を以ってせられた。事実、その渦の中で、私は散々に揉み抜かれたのである。恐らく、日本に探偵小説が出現して以来、かくも私ほど、敵視された作家も、例しなかったことであろう。が、また一面には…
c6bb9347aef3さんの感想
ネタバレしてなそうでよかった。