たぬきもんどう
書き出し
私は、よく怪物に勝つことがあるよ、しかし或は負けていたのかもしれないがね——数年前、さる家を訪ねて、昼飯の馳走に与って、やがてその家を辞して、ぶらぶら向島の寺島村の堤にかかったのが、四時頃のことだ、秋の頃で戸外は未だ中々明るい、私が昼の膳に出してくれた、塩鰹が非常に好味といったので、その主人が、それなら、まだ残っているこの片身を持って行きたまえというので、それを新聞紙に包んでもらって、片手に提げな…
青葉ずくさんの感想
これは小説なのか、実体験なのか。