青空文庫

「樹木と空飛ぶ鳥」の感想

樹木と空飛ぶ鳥

じゅもくとそらとぶとり

初出:「新潮 第四十二巻第三号」1925(大正14)年3月1日

田山花袋13

書き出し

この頃の庭は落葉で埋れて見る影もない。いかにも冬ざれといふ感じである。それに山の手は霜柱が深く立つて、塵埃が散ばつても、紙屑が風に吹き寄せられても、それを掃くことも出来ない。樹木もすべて死んだやうで、寒気の強い朝などには、厚ぼつたい常磐木の葉ですらわるく萎んだやうになつてゐる。熱帯地方にその故郷を持つた八つ手のやうな植物がことに目に立つてやつれきつてゐるのも無理はない。庭の掃除が出来るやうになるの

2022/05/17

19双之川喜41さんの感想

 飛ぶ鳥の 糞の中に ひそんでいる 樹木の実からは 植えもしないのに やたらに 見知らぬ木が 芽をだし 植木屋さんからは 目の敵とされるのである。鶯 目白 四十雀など 渡り鳥の 自由な 営みに 憧れる向きも 多いけど 引っこ抜くのに 手間がかかり 詩情に おちおち 浸っては 居れないと 感じてしまった。

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