青空文庫

「島の唄」の感想

島の唄

しまのうた

初出:「新小説 第三十年第三号」1925(大正14)年4月1日

田山花袋30

書き出し

一あゝ焼けたな——ある日の朝、Bは新聞を見ながら思はずかう独語した。本町と言へば、たしかにあの宿屋のあたりだが、その記事では、もつと此方の税務所や郡役所が焼けて、もう少しでその前にある大きな門と前庭とを持つた旧式な二階建の建物に火が移らうとしたのを、やつとのことで消し留めたといふことが書いてあつた。※では、好い塩梅にあの宿屋は焼けずにすんだかも知れないな※同時にあの港の人達がその火事のために大騒ぎ

2021/05/26

阿波のケンさん36さんの感想

題名は島の唄だがそういう感じは全くしない。訳ありの中年男女が旅を重ねる。女は旅先で世帯を持ちたい、男には家庭がある。決して解決出来ない問題を象徴すように激しく雨が降る。まあ、永遠のテーマだな。

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