青空文庫

「西鶴小論」の感想

西鶴小論

さいかくしょうろん

初出:「早稲田文学 第百四十号」1917(大正6)年7月1日

田山花袋30

書き出し

一西鶴は大阪人ではあるけれども、それ以上に深い処を持つてゐると私は思ふ。西鶴が利己、打算、軽い遊び、さういふものゝ空気の中に一度は浸つた人であることは首肯かれる。又一方幇間らしい軽佻な気分の中にはしやぎ切つた人だとも思はれる。しかしそこに満足してゐることの出来る人ではなかつたことだけは確かである。渠は世間一般の混雑した事実の上に一歩高く身を置いて、或は嗟き、或は悲しみ、或は笑つた。この地歩は渠は何

2021/10/24

19双之川喜41さんの感想

 西鶴の文材は 男色▫女色▫金(かね)が 主であるけど 仏のモウパッサンと 比しても とりわけ 詩がない金(かね)を 扱って 真に達している。花袋は 大いに 肩入れしているので すくなからず 私にも 共感を呼ぶ。

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