青空文庫

「ある日」の感想

ある日

あるひ

初出:「婦人公論 第五年第九号」1920(大正9)年9月1日

田山花袋24

書き出し

その時丁度午飯のあと片附をすませた妻は、私達の傍を通つて、そのまゝ居間の方へと行つた。私は男の子供達に英語を教へながら、裏庭の深い緑葉を透してさし込んで来る暑い夏の日影を眺めた。庭にはゑぞ菊の毒々しく赤いのが日に照らされてゐるのが見えた。妻の入つて行つた居間の方にも、表の方に面して樹木の多い庭が凉しく開かれてあるのであつた。そこには娘や幼い子供達が寝そべつたり何かしてゐるのであつたが、不図、誰か見

2026/02/21

艚埜臚羇1941さんの感想

  ずいぶん ひさしぶりに にくからず 想っていた 姪に まみえた。焼け ぼっくいに 火が付いた わけでもなく 姪は 子を 連れて辞して 行った。もうすこし 描き ようが あったかも しれないと 感じた。

2021/05/26

阿波のケンさん36さんの感想

10年ぶりに近くに引っ越してきたからと訪ねてきた姪、世帯ヤツレしていたが若い頃は恋の相手として考えていたその思いが迫ってくる。しかしおじと姪との世間体を気にした挨拶で終わってしまう。姪の方はどう思っていたのか、心理描写の物語だが紋切り型だな。

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