青空文庫

「夾竹桃の家の女」の感想

夾竹桃の家の女

きょうちくとうのいえのおんな

中島10

書き出し

午後。風がすつかり呼吸を停めた。薄く空一面を蔽うた雲の下で、空気は水分に飽和して重く淀んでゐる。暑い。全く、どう逃れようもなく暑い。蒸風呂にはひり過ぎた様なけだるさに、一歩一歩重い足を引摺るやうにして、私は歩いて行く。足が重いのは、一週間ばかり寝付いたデング熱がまだ治り切らないせゐでもある。疲れる。呼吸が詰まるやうだ。眩暈を感じて足をとゞめる。道傍のウカル樹の幹に手を突いて身体を支へ、目を閉ぢた。

2019/11/08

19双之川喜41さんの感想

 猛烈な スコールが なにのついた女を 正気に戻した。 寝付いたデング熱と 熱帯の高温のため 朦朧とした意識の中の出来事を 鮮やかに 浮かび上がらす。臨場感が あると感じた

2019/11/07

b9ef941530ccさんの感想

中島敦の巫竹桃の家の女は赤ん坊を抱いた女をただ書いただけの小説。つまらなかった。

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