青空文庫

「我が最近の興味」の感想

我が最近の興味

わがさいきんのきょうみ

初出:「曠野 第七号」1910(明治43)年7月10日

書き出し

ヴオルガ河岸のサラトフといふ處で、汽船アレクサンダア二世號が出帆しようとしてゐた時の事だ。客は恐ろしく込んでゐた。一二等の切符はすつかり賣切れて了つて、三等室にも林檎一つ落とす程の隙が無く、客は皆重なり合ふやうにして坐つた。汽笛の鳴つてからであつたが、船の副長があわたゞしく三等客の中を推し分けて來て、今しがた金を盜まれたと言つて訴へた一人の百姓の傍に立つた。『ああ旦那、金はもう見つかりましただあよ

2023/02/08

19双之川喜41さんの感想

 日露両国民を 比較したものではないと 逃げを 打つけど 経由地を 間違えた 傲慢な わが国の 上流婦人と 露国の 盗品が 戻れば それでよしとする 男を 対比させている。当時は 尊敬されるような ところも あったとは 驚いた。

1 / 0