青空文庫

「子供と旅」の感想

子供と旅

こどもとたび

書き出し

明治四十四年の元日は上諏訪温泉で迎へた。山の雪に日が光つて、寒い風が肌に染み渡つた。半凍つた湖水には二三日前まで通つて居たといふ小蒸汽船が氷に閉ぢられて居た。昨夜遅く此処に着いた。温泉の湯壺は階梯を下りて行つたところにあつた。昨夜も今朝も浴して居る客は一人もなかつた。私はつれて行つた取つて十歳になる男の児と戯れながら一緒に其処に長くつかつて居た。『誰れも沸かす人がなくつて、独りでにこんなにお湯が出

2026/02/10

艚埜臚羇1941さんの感想

  信州「長野県」上諏訪温泉郷あたりの 親子 二人旅である。諏訪湖の 縁を 汽車で 渡り 塩尻駅前の 旅籠屋に 止宿し 炬燵に 入り 蜜柑を たべたりする。日野春と 小淵沢の 間で 夕陽に 映える 赤富士を 望見する 幼い 記憶が その後に 残されて行くとしたら 愉しみな 気がした。

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