青空文庫

「ニッポン音楽」の感想

ニッポン音楽

ニッポンおんがく

――音楽学校の邦楽――

――おんがくがっこうのほうがく――

書き出し

1私は多分誤報だと思います。一九三五年の太陽が赤々と照っている時に、なんぼなんでも、まさかそんな事はないでしょう。それでも是非私の考えを話せというのですか。——何時の時代でも、どこでも、必ず老人と青年の対立というものがあります。老人は自分が生きて来た過去の事をなつかしがります。そして自分の頭の中にあるだけの物を基礎として、世の中をそれに調子を合わさせようとします。青年は希望を将来におきます。将来の

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