青空文庫

「二笑亭綺譚」の感想

二笑亭綺譚

にしょうていきたん

04 あとがき

04 あとがき

初出:「決定版・二笑亭綺譚」今野書房、1965(昭和40)年

書き出し

私の『二笑亭綺譚』の初版は昭和十四年(一九三九)昭森社から出た。好評でたびたび版を重ねて、特製、A版、B版、C版(学生版)の四種がでている。しかし資料の写真その他が戦災でやけてしまったので、戦後の復元は困難であった。そこで私は、この機会に写真の挿絵をやめてすべて絵でゆこうという計画をたてた。幸に建設社が豪華本の出版をひきうけたので、私は木村荘八氏に挿画と装幀いっさいをたのんだ。荘八さんは旧版本を一

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